取り敢えず、社会人1年目

誰かにとっては平凡で、私にとっては美しい日常が良い。

夏の全部に心を動かされる

小さい頃から線香花火がすごく好きだ。


どうしてなのかと言われると困ってしまうけど、アレが落ちてしまった後の切なさが好きなのかもしれない。


それに、誰かとやる線香花火ほど美しいものはない。ひとりじゃなくて、誰かと。


真夏の夜に思い出すのは、祖父母と夜20時くらいからした手持ち花火のこと。


夜に取り残されたかのような感じがして、

幼い頃の私には、べたっとした空気以外で夏を感じる唯一のものだったのかもしれない。


お盆が過ぎるといきなり切なくなって、謎の焦燥感に駆られるのも夏特有かもしれない。


日本には四季があるけど、

その中でも特に夏は風情があるから好き。


私が小学1、2年生の頃から騒がれ始めた地球温暖化とやらで、年々蒸し暑くなって嫌だけど、

夏は好き。


真夏の入道雲も好き。

もくもくしてて、あの愛おしくて絵画の中に入り込んだようなビジュアルが大好き。


夕暮れの空はもっと好き。

オレンジ色とピンク色と、、あのなんとも言えない絶妙な色が雲に反射してる一コマが、私が生きる23年の人生で一番美しいと信じてる。


真夏の夜はなんだか少し切ないけど、真冬のような人肌恋しい切なさは全くなくて、気温のせいもあるかもしれないけど優しさがあって好き。


夏の歌も好き。

青春はとっくの遠に終わったけど、歌の中では恋やら友情やら1人で過ごすコンマ1秒が蘇り繰り返されるし、夏の空に透けて消えていくような透明さの中にどこか安心感がある、

変な感じ。


だから夏が愛おしくて、

永遠の夏休みを信じてしまいそうになる。


夏休みって響きだけで嬉しくなる。

まだ心は子供の頃に取り残されてるみたい。


いつの時代よりも宿題が多かった小学生の頃の夏休みはきっと忙しなかった気がするのに、

本当の夏休みだったんだと思うと戻りたくて仕方がなくなる。


ずっと「ぼくのなつやすみ」状態。

戻れないあの頃が、大人は好きなのかもしれない。